人間50年も生きてくると少しは、物事のコツというものが見えてくるのかなと思います。
このタイトル人間にとって永遠のテーマですね。
大それたテーマに私ごときが何を言うのかという事ですが、こうかな?というものもあるのでちょっとお話だけしてみようと思います。
結論から言うと、愛情を注ぐこと、愛情を与えることだと思います。
仕事や子育ても物事もうまく運ばせようと思うと結局そこへ行き付くと思うのです。
どれくらい自分を勘定に入れずに、愛情を注げるかが、物事の良否も善悪も成功も失敗も決めてしまうように思うのです。
勘定とは、感情ではないです。つまり、損得ではないという事。つまりは、策略ではないという事です。それが、大事だなと思うのです。
愛情をもって育てられた子供は、自己肯定感が強く幸福感が強く、自主性を持っているので人生を開いていこうとするエネルギーを持ってるなあと思います。一方で観念的な親の押しつけや愛情不足で育った子供は、内向的で物事を動かしていくエネルギーをあまり感じないなあと思う事がよくあります。
社員でもそうですが、愛情をもって接している子の成長は、やっぱり早い。この子とあの子を比べているという事ではなく。部下が一人しかいないときの方が、マンツーマンで指導できるためだと思うのです。
少し人数が増えて、先輩や上司に任せてもいいかなと、思ってやってると1年たっても期待通りの働きができない。という事があるような気がします。
また、仕事もそう。ちょっと、目を離すとすぐにいろんなことが起きてきます。あれをこうして、これをああしてと見て考えられるうちはやはりその通りに動いていきますが、気を抜いた瞬間にいろいろな問題が起こります。
もう、そういう事がわかってきたのですが、ずっと気にかけてることが、続かない。続かなくなると、自分の感情が入ってきてしまう。そこで、現実がちょっとねじれてきてややこしいことになってくるという事が多くあると思うのです。
そして、そこを我慢したり越えられるかが、その人の器であったりするのです。
これは、物事のことだけではなくひとのことも同じです。
愛情をこめてスキルを与え続け、本人も頑張りできるようになる。できるようになると、調子こいて自分でえらくなったような顔をする。ひどい奴は育ててもらった者をバカにしたりしますよね。で、すぐに、ひっくり返る。それをまた人のせいにする。それで、こいつもう面倒みきれん!て、放り投げてしまうと今までの苦労が水泡に帰してしまう。そこを、叱り飛ばして、なだめて透かして、こんなバカな俺を見捨てずに愛してくれてるんだという事を自覚させるとこまで持っていけないと、人を育てることはうまくいかないわけです。
言葉で言うのは簡単ですが、現実にこういう状況は、本当につらい。自分の人柄、器を試されている、器を成長させている時なのだなと、そんな時でも冷静にみられるものを持っていないと、成功はしないんですよね。
何のことだろうと思う方がいる一方で、そうそうと思ってもらえる方もいらっしゃると思います。
いろんな方がいらっしゃると思います。私の場合は、これが幸福になるコツかなと気がつきました。
人も物も事も同じです。