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2024.09.15
家を建てる際に、多くの方が直面する悩みの一つが「平屋にするか、2階建てにするか」という選択です。どちらもそれぞれの魅力があり、どちらを選ぶかで暮らし方が大きく変わりますよね。10年後、20年後に快適に暮らせる家を選ぶためには、しっかりと考えることが大切です。
そこで、平屋と2階建てのそれぞれのメリット・デメリットを比較してみました!どちらが自分たちのライフスタイルに合っているのか、どのような点に注意すれば後悔しない選択ができるのかをわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1. 平屋の魅力:広々とした空間とシンプルな暮らし 1-1. 広々とした空間でストレスフリーな暮らし 1-2. シンプルで効率的な家事動線 1-3. 自然との一体感 2. 2階建ての魅力:土地の有効活用とプライバシー確保 2-1. 限られた土地を有効活用 2-2. プライバシーを守れる空間 2-3. 眺望を楽しむ 3. 平屋と2階建ての比較:ポイント別に比較してみよう 3-1. 空間と暮らし方 3-2. 建物の構造とコスト 3-3. 災害と防犯 3-4. 陽当たりと風通し 4. あなたにぴったりの家を見つけるための3つの視点 4-1. 土地の広さや形状で考える 4-2. 予算で考える 4-3. 家族構成やライフスタイルで考える 5. 10年後も快適に暮らすためのポイント 5-1. ライフスタイルの変化に合わせた間取り設計 5-2. 耐久性のある素材選び 5-3. バリアフリー設計 6. まとめ:あなたにぴったりの家を選びましょう
平屋の魅力は、なんといってもその開放感にあります。段差がなく家中どこにいても視界が開けているので、圧迫感がなく心も体もリラックスできる空間が広がります。
バリアフリー設計もしやすく、将来的な生活の変化にも対応しやすいというメリットも。老後も安心して暮らすことができる、そんな住まいを求める方におすすめです。
平屋はすべての家事がワンフロアで完結するため、無駄な移動がなくとても効率的です。
家事時間を短縮し自分だけの時間や家族との時間をを増やすこともできますし、洗濯物を干しながら子どもが遊んでいる様子を見守るなど、家事と育児の両立もしやすいです。
室内と庭が一体化しているような設計が可能です。リビングだけでなく寝室や子ども部屋を庭とつなげることもでき、まるで自然の中で暮らしているような感覚を味わえます。
庭とのつながりが深まるため、ガーデニングやバーベキューなどを楽しみたい!という方は、平屋を希望される方が多いです。
土地が狭い都市部や予算を抑えたい方にとって、2階建ては魅力的です。同じ土地面積でも平屋より多くの部屋を確保できるため、家族構成の変化にも対応しやすい間取りが可能です。
夫婦の寝室は1階、子ども部屋を2階にすれば、老後は1階だけで暮らしが完結するので、バリアフリー設計にも対応できます。
寝室を2階に配置することで、1階の生活音に邪魔されることなく静かで安らぎのある睡眠時間を確保できます。また子どもが思春期や受験期になると、子ども部屋はリビングから離れた位置にある方が良いでしょう。
その他テレワークスペースを2階に設けるなど、家族構成やライフスタイルに合わせてそれぞれの空間にメリハリをつけることで、快適な暮らしを実現することができます。
例えばセカンドリビングを2階に配置することで、朝日を浴びながら朝食をとったり、夜空を見上げながらリラックスしたり、四季折々の変化を室内にいながら感じることができます。
また1階リビングを吹き抜けにして高い位置に窓を置けば、より陽当たりの良い明るく開放的なリビングになります。特に隣家との距離が近い場合は、2階建てにして吹き抜けをつくるのがおすすめです。
平屋と2階建てはそれぞれの良さがあります。ポイント別に比較してみましょう。
平屋は段差がなく、室内と庭が一体化しているような感覚が味わえます。自然との一体感を重視し、開放的な暮らしを送りたい方におすすめです。また高齢者や小さな子どもがいる家庭でも、安心して暮らせる点が魅力です。
一方2階建ては、限られた土地を有効活用できる点が大きなメリットです。予算の関係で広い土地が購入できない、家族が多い場合は2階建てをおすすめします。また家族間でのプライバシーを大切にしたいという方は2階建ての方が暮らしやすいでしょう。
平屋は2階建てに比べて、建築コストが高くなる傾向があります。平屋は全ての部屋が1階にあるため、同じ建築面積で比較すると2階建てよりも基礎や屋根の比重が高くなり、その分坪単価が上がります。
ただし2階建ての場合、階段をつくらなければならずその分のスペースを確保すると建築面積は広くなりがちですし、2階トイレや洗面、吹き抜けや2階ホールなどをつくるとその分施工費はかかります。外壁や屋根などのメンテナンスコストも2階建ての方が高いです。
生涯コストで考えると変わらない、あるいは逆に2階建ての方が高くなるケースもありますので、予算だけで2階建てを選ぶことはおすすめできません。
平屋は1階に窓が多く、侵入経路が複数考えられるため、防犯面では注意が必要です。また通行人から覗かれないよう、外部からの視線を遮る工夫が重要です。一通りの多い道路に面している側にはあまり窓をつけないか、目線の高さよりも上に配置しましょう。
災害面では、平屋は床上浸水に弱いです。平屋を建てたい方は土地選びの際、ハザードマップなどで確認をしましょう。地震や風圧には平屋の方が強いですが耐震性を高める必要があるのは平屋でも2階建てでも同じです。ただし上階の方が揺れやすいので、2階の家具の配置などには気をつけたいですね。
平屋は、間取りによっては内側の部屋の陽当たりや風通しが悪くなってしまうことがあります。コの字型やロの字型にして中庭をつくると、二面採光で設計しやすくなります。
狭小地の場合は2階建てがおすすめです。部屋の数も広さも十分確保できます。また吹き抜けをつくることで外からの視線を気にすることなく太陽の光を取り込めます。
変形地の場合は、変形地を活かせる間取りであればどちらでも大丈夫でしょう。平屋はそれなりに土地の広さが必要なので、形よりも広さを選ぶポイントにしましょう。
予算を抑えたい場合、2階建ての方がコストは抑えやすいですが、建てた後のメンテナンス費用は平屋の方が抑えやすいです。ですが建築コストも設備等によって変わってくるので、「絶対に平屋の方が高くなる」というわけではありません。
土地の広さは平屋の方が必要なので、土地代も含めて検討すると良いでしょう。
平屋は階段がないため、高齢者や小さなお子さまがいるご家庭でも安心して暮らせる住まいとして人気が高まっています。一方で、リビングでの生活音が居室まで漏れたり、逆に居室での音がリビングまで聞こえたりと、特にお子さまが思春期や受験を迎えた際、プライバシー面にやや不安があります。
平屋のような暮らしをしたいけれど家族間のプライバシーも確保したい!というご家族には、子ども部屋だけ2階に配置する「準平屋」も人気です。子ども部屋はお子さまが巣立った後デッドスペースになりがちですが、階段の上り下りが苦になる年齢になるまではご主人の書斎や奥様の趣味部屋としても使えますよ。
家を建てるときに考えるべきは、現在の快適さだけではありません。10年後、20年後も変わらず快適に過ごせるようにするためには、以下のポイントに注意することが大切です。
家族のライフスタイルは時間とともに変わります。小さなお子さまがいる場合、お子さまが成長するにつれて部屋の使い方や必要なスペースも変わるでしょう。お子さまが巣立った後、子ども部屋をどうするかという問題も生まれます。
お子さまが複数いる場合は間仕切りを追加したり取り外したりできる設計にすることで、部屋の使い方を簡単に変更できるようにしておくと、小さなうちは広く遊べるスペースとして、大きくなってきたら個室として使えます。
お子さまが巣立った後は、夫婦それぞれの個室にしたり、間仕切りを外してホームシアターにしたりと様々な使い方ができます。
またライフスタイルの変化に伴い、物が増えることが多いです。特にお子さまが学校で使うアイテムなどはどんどん増えていくので、最初は余るくらいのスペースを確保しておくのがおすすめです。
家の素材選びも長期的な快適さに大きく影響します。耐久性があり、時間が経っても劣化しにくい素材を選ぶことが重要です。例えば外壁や屋根の素材、フローリングや壁材などです。
もちろんその分建築時のコストは上がりますが、特に外壁や屋根などは10年に1度のペースで修繕が必要になると言われています。何年この家で暮らすことになるのか、またその場合トータルでメンテナンス費用がいくらかかるのかも事前にざっくり計算しておきましょう。
年齢を重ねるにつれて、家の使い方に変化が出ることが多いです。将来的に体力が衰えた時に備えて、バリアフリー設計を取り入れておくことが大切です。
特に階段や段差のないフラットな床にすることで、将来の転倒リスクを減らし安全に暮らすことができます。2階をつくる場合も、将来的には1階だけでも生活が完結するよう寝室を1階に作ったり、リビング横に和室を作って将来寝室としても使えるようにしたり、将来のことも想定しておきましょう。
万が一車椅子や歩行器を使う生活になった場合でも快適に移動できるように、通路や扉は広めに設計することをおすすめします。
平屋と2階建ては、どっちの方が良い悪いということはなく、自分たちの暮らし方に合っているのはどっちなのか、という観点で考えましょう。
家を建てて後悔しないためのポイントは全部で4つです。
【ライフスタイルの変化】 将来の家族構成やライフスタイルの変化を想定し、柔軟に対応できる間取りを考えましょう。
【予算】 住宅ローンの支払いで生活が苦しくなってしまったら元も子もありません。予算内で理想の住まいを実現するために、様々なプランを比較検討しましょう。
【建築会社との相談】 プロの意見をちゃんと聞きながら、自分たちの理想の家を具体化していきましょう。どれだけ情報を集めても初めて家を建てる以上、何十軒も何百軒を家を建てているプロにはかないません。
【見学会】 実際に住むイメージを掴むために、様々なおうちを見学しましょう。ですが注文住宅の場合、見学できるのはあくまで「そのご家族に合った家」であり、自分たちに合う家とは限りません。自分たちのライフスタイルに合わないからといって切り捨てるのではなく、具体的にどういった要望を受けてその家が完成したのか、その課程を質問してみましょう。
オネストホームではご家族一人ひとりの気持ちに寄り添って、納得いくまで新築マイホームのプランをご提案いたします。ぜひお気軽にご相談ください。
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