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2024.07.27
子どもが自室ではなく、リビングで学習する「リビング学習」。
実は今、ほとんどのご家庭がリビング学習をさせているそうです。
そこで今回は、リビング学習のメリット・デメリットや、リビング学習がしやすい家づくりについて解説していきます。
1. 9割の子どもがリビング学習をしている 2. リビング学習のメリット 2-1. 集中力が養える 2-2. サボりづらい 2-3. 勉強することを習慣付けやすい 2-4. 家族のコミュニケーションが増える 3. リビング学習のデメリット 3-1. 散らかりやすい 3-2. テレビが見られない 3-3. 親が気を配る必要がある 4. スタディスペースの必要性 5. まとめ
小学館の調査アンケートによると、小学生以下の子どもの約93%がリビングダイニングなど親の目の届くところで家庭学習を行っているそうです。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001042.000013640.html
お子さんが小さいうちは特に、学習には親のサポートが必要です。ずっと見ているでもなくほど良い距離感で見守れるリビング学習は、お子さまはもちろん親にとってもメリットがあります。
なぜリビング学習が当たり前の環境になっているのでしょう。
リビング学習のメリットについて考えてみましょう。
リビングは自室と違い、適度な雑音があります。
人間は、無音よりも適度に雑音があった方が作業に集中できると言われているので、リビングで家庭学習をするのは理にかなっています。
また、家族が家事をしていたりスマホを眺めていたり兄弟姉妹がいれば隣で勉強していたりと、周りに人の気配を感じながらの学習になりますが、学校のテストや受験の時は周りに人がいますし、大人になってからも1人しかいない場所で仕事をするという環境は稀でしょう。
普段から人の気配がする環境で学習をすることで、本番でもいつも通り集中することができるようになります。
皆さんは子どもの頃、自室で1人で勉強していて、ついつい漫画を読んでしまったり携帯をいじってしまったりといった経験はありませんか?
リビング学習であれば、家族に見られているという意識から、サボりづらくなります。
また親が見守ることで、時間の管理もしやすくなります。長時間集中させすぎるのも良くないので、適度に休憩を挟んであげましょう。
特にお子さまが小さいうちは自室にこもる時間よりも、リビングで家族と過ごす時間の方が長いと思います。
わざわざ2Fの自室へ行って教科書を開くよりも、リビングに学習スペースがあった方が勉強に着手するハードルはぐんと下がります。
帰宅後、生活習慣の一部として勉強に取り組むことで、学習するという習慣が身につきます。
家族がいる部屋で勉強をすることで、分からないところをすぐに質問することができます。一緒に調べたりすることで会、お子さまの興味関心を知ることができます。
兄弟姉妹が一緒に勉強している場合、上の子が下の子に教えるという場面もあるでしょう。人に教えることで自分の理解を深めることができるため、双方にとってメリットがあります。
ここまでメリットを紹介してきましたが、デメリットがないわけではありません。
リビング学習において1番のデメリットはこれでしょう。教科書やノートだけでなく、プリントなどの紙類や文房具など、とにかく散らかりやすいです。
また、消しゴムのカスも面倒です。
ダイニングテーブルで学習する場合、食事前に片付けるのがとても大変です。デスクマットなどを活用すると良いでしょう。
集中力がある子どもでも、隣でテレビの音が聞こえたらどうしても気になってしまうものです。
子どもが勉強している最中はテレビをつけず、他の家族はスマホやパソコンを使ったり読書をしたりなど、配慮してあげる必要があります。
テレビの件以外にも、例えば夫婦での会話が続くとそちらに意識がとられてしまいます。
また上の子が小学生、下の子が保育園の場合、下の子が勉強の邪魔をしないように見ておく必要もあります。
集中しやすいのはあくまで「適度な雑音」なので、うるさすぎる環境も良くありません。
子どもが勉強をしている間、他の家族は過度にうるさくしないように気を遣ってあげることが大切です。
子どもが近くで勉強しているとつい口出したくなってしまう……といった方もいらっしゃると思いますが、干渉しすぎは良くありません。子どもに聞かれたら答える、くらいがおすすめです。
リビング学習はダイニングテーブルで学習するご家庭も多いと思いますが、専用のスペース、いわゆる「スタディスペース」があった方が何かと便利です。
特に先述した片付け問題は、スタディスペースがあるのとないのとでかなり変わります。勉強中に食事の時間になっても机を片付けなくて良いですし、食事後すぐに勉強に戻ることもできます。
ちょっとした収納棚も設置すれば、そこに文房具やノート、書籍などを置いておけますし、自室を使わない期間はランドセルも含めて、学校関連のものはすべてスタディスペースに置いておくと便利です。
リビング学習を検討しているのであれば、リビング収納も確保しておくとより便利です。
デスク周りのスペースが足りないという場合は、収納は少し離れたところに配置しても良いでしょう。リビング横に和室があるなら、そこに収納スペースを作るのもおすすめです。
いかがでしたか?
リビング学習をさせるなら、スタディスペースやリビング収納をつくるのがおすすめですが、その分スペースをとってしまいます。
お子さまがある程度成長してから家を建てられる場合は、最初から自室での学習を考えて作らないのも選択肢のひとつです。
オネストホームではご家族一人ひとりの気持ちに寄り添って、納得いくまで新築マイホームのプランをご提案いたします。ぜひお気軽にご相談ください。
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