住宅の打ち合わせをする中でいろんな意味において親さんとちゃんと話すことは非常に大切です。
そのことで、いい結果も悪い結果も出てくることになります。
いい結果は、例えば資金援助をしてもらえるという事です。
多くの場合、子供から資金を援助してほしいとは、なかなか言いにくいものです。
お金をくれ!とか貸してくれ!という前にまずは、家を建てることを計画していることを話してみることです。
良ければ、資金援助をしてもらえることもあるでしょう。
悪い方は、親が住宅の計画をぶち壊すケースです。
「親に言わずになぜ勝手に土地を買うんだ!やめなさい」
「そんなに高い家はダメだ」
などとチャチャが入ることもあるでしょう。
しかし、そういう親さんは、遅かれはやから、なにかと絡んでくるので、わかるなら計画が進んでダメになるよりは早い方が良いのです。
親さんが、口を出してくる理由は、心配だからというものです。
しかし、親が家づくりについてそんなに知識があるかというとあるはずがありません。
なぜ言い切れるかというと、たぶん1回しか家を建てた経験がないからです。
家づくりの必勝法則は、信頼できる家づくりの参謀を見つけることです。何百棟を建てた経験も知識もある人と一緒に家づくりを進めることが、間違いのない家づくりの鉄則です。
疑い深く自尊心が強く、自分以外を信じられず、知識も経験もない人が何社もの建築会社を比較しようと思っても根拠のない価格競争をさせるのです。これが、家づくりを間違う典型的なパターンです。
本人さんたちがいろいろ調べてやっとそういう人を見つけて「家づくりを頼むことにした」とそういう親に言うと、「その人本当に大丈夫なの?やめなさいよ」みたいな話になります。
私は、こういった場合お客様の両親に手紙を書きます。なぜか、まずは、知らないからです。
だから、知ってもらう事です。これで、良識のあるの方は「丁寧な会社ね。いいんじゃないの」となります。
さらに、食事に誘う事もあります。
お互い知り合う事が、まず大事です。これは、いろいろと言いたい親さんの場合です。
親に話をすることは、いい結果が出ても悪い結果が出ても必要なことです。家を買うのです。隠しようがありません。
いずれわかります。なので、ちゃんと向き合う事が大事です。