家づくりをどうしようかと考えて、総合展示場などを見ていくと、タイトルのようなことをいくつもの会社に言われますね。
でも、多くの会社が「うちは、ここがいい」というからどれがいいのかよく分からなくなってきますよね。
住宅は、ほとんどの方が一生に一度の買い物です。
そして、学校でよい住宅を建てるには、という授業を受けたわけでもありませんから、家がどういうものかも理解していないわけです。
建て方も、S構造、木造、2×4、鉄筋コンクリート、ユニット工法などなど様々なものがあります。
同じ建物といっても構造もまるで違うものも住宅というくくりで一緒くたにしているのです。
つまり、住宅とは、非常に専門性のある商品ということです。
しかし、素人がプロを選ばなくてはならないのですから、わからなくなるのは当然です。
実際に「後藤さん私は、2年もの間いろんな会社に見積もりをとったり、プランをもらったり、いろんな見学会にもでましたが、もう何がいいんだかわからなくなりました。後藤さん私は、いったいどうしたらいいんでしょうか」と私に聞いてきた人がいました。
これは、実話です。
このようになる原因は、住宅のとらえ方に問題があるのです。
判断は、専門家に任せたほうがいいでしょう。
一度、家を建てたらその方とは30~50年と世代を超えたお付き合いをしていかなくてはなりません。
お金や物を超えた価値観が必要になるのです。
そのうえで、自分が信頼する建築家に予算、デザイン、ライフスタイルを伝えることが大切です。