以前にも、お話ししたかもしれませんが、「後藤さん、私たちは、もう2年間もいろいろな見学会やイベントを見てまわり、メーカーから工務店までいろいろな住宅会社を見て見積もりをもらい、プランをもらいました。しかし、見れば見るほどわからなくなってしまいました。そして、ほとほと疲れ果てました。後藤さん私たちは、いったいどうすればいいのでしょうか。」と聞かれたことがありました。
これは、実話です。
「そんなことあるの?」と思われるかもしれませんが、実際、このような人は多いのです。
想像してみて頂きたのですが、例えば、あなたが5社から選ぼうと思ったとします。1日に2社と打ち合わせをするのがやっとですから、土日フルに使って1週間で最高4社、あと1社は、2週間でローテーションで会うことになります。
これを、契約するまで短くて3か月長ければ6か月以上毎週休みなく続けなくてはならないのです。
疲れるのは当然です。
その期間には、子供さんの学校のイベントや地域活動など、ご主人にも付き合いや家族でのお出かけもあるでしょう。
そういったものを我慢したり、調整したりもしなくてはなりません。
大変ですね。
建築の専門知識でもないのに商品特性や価格、営業マンの雰囲気なども比較検討しなくてはいけません。家族間でも意見をすり合わせなければなりません。
そんなことを6か月も毎週やっていてはくたくたになるのも当然です。
これでは、楽しい家づくりどころか、苦しい家づくりですね。
では、その何がいけないのでしょうか。
それは、素人である一般の方が大変専門性の高い住宅という商品を知識もないのに選ばなくてはいけないという矛盾があるからです。
家づくりを間違ってしまう人のほとんどは、なんでも自分たちで決めようとしてしまうのです。
住宅と土地を含めた総額の資金計画を建てる前に、土地だけ買ってしまい、後で、建築資金が足らないことに気づいたり。
土地を安い!と思って購入したら、家の工事の前に思った以上に様々な工事が必要であったり。
保証料がうんと高い住宅ローンを銀行マンの言うなりに契約してしまったり。
資金計画が土地+家になっていて、その他の住宅ローンの諸費用や土地の諸費用、住宅の別途費用のことを知らずにいて、そのつもりで進めていってつまずいてしまったり。
住宅の金額をチラシの価格で家が建つと思いこみ、駆け込み契約をしてしまったリ。
まずは、手持ち資金を貯めてからと思い、資金以上の家賃を払っていたり。
自分で考えようとする方は、何かとトラブルに躓きます。
一方で、専門家をパートナーにしている人は。
普通では、下がらない地域でも50万円以上安く土地を買うことができたり。
チラシや広告に出る前の土地情報を教えてもらい好きなだけの土地を買うことができたり。
通常より安い金利で住宅ローンを使うことができたり。
自分たちが余裕で返済できる住宅ローンの安全予算を組むことができたり。
住宅価格のからくりを理解し、適正な諸費用の算出ができたり。
希望の家を希望の価格で立てる方法を教えてもらえたり。
知らなかった得する家づくりの方法を教えてもらえたり。
自分のセンスだけではとても建てることができないデザイン性のよいかっこいい家を建てることができたり。
数ある自然素材の特徴や選び方をレクチャーを受け、さわやかで過ごしやすい室内空気を手に入れることができたり。
メンテナンス性のいい外装材を教えてもらえて、長期にわたってメンテナンス費用を節約できたり。
木造でも大震災に負けない強い家にする方法を教えてもらえて、巨大地震にも安心できたり。
メーカーと工務店の違いを教えてもらえて、自分たちに合う住宅会社を探すことができて自分たちに合った住まいに住むことができたり。
などなど。
様々なことをパートナーと事前に相談することが大切です。
その悩みや夢や希望を相談する過程が家づくりの醍醐味です。
これが、楽しいんです。
私はお客様からよく「私は、後藤さんと打ち合わせするのが楽しみなんです」と言って頂いています。
しかし、あなたがプロをただ価格で比較するだけの価値観しか持っていない人であったなら。
有能な専門家パートナーは、あなたを選ぶことはないでしょう。
なぜなら、有能な専門家は、常に忙しいからです。
ビジネスは、Win Win の関係が大切です。
これが最強にして最高の家づくりを楽しんで成功させる方法です。
まちがいない。