突然決まってしまった。
国難解散。
22日の投票ですね。
ここへきて何だか消費税の税率の上昇が話題になってきましたね。
自民党は、基本税率を上げてくる方向ですね。
野党は、増税を凍結すると言っています。
どうなんでしょうね。
自民党の消費税の税額の半分を子供の学校の無償化にあてるということは、先進国に比べると手ぬるく遅い感じがします。
しかし、何とか少子高齢化に歯止めをかけることに本気にならなければ、構造的な日本の埋没は免れないでしょう。
有効な施策であるでしょう。
日本の社会保障は、どちらかというと未来より過去が大切という傾向があるようです。
親孝行が悪いとは言いませんが、見ようによっては、親のいいように子供を使っているようにも見えるのではないでしょうか。
家を建てるというこういう仕事をしていていうのもなんですが、身勝手な親も実際には、かなりいます。
実は、現在、高齢者の住宅建築の相談もかなりあるのです。
息子夫婦に同居してほしいのですが、息子夫婦を納得させるにはどうしたらよいかという内容も確かにあります。この場合ほとんどは、親の土地で建て、かなりの資金援助を親がしてくれるということがほとんどです。
しかし、最近多いのは、親さんが自分が新しい家に住みたいがため、自分は高齢で住宅ローンが組めないため息子の名前を使って住宅ローンを組めないかという相談です。
高齢であるので、早めに住宅ローンを繰り上げ返済するつもりかときくと、できないというのです。
本人は、死んでも名義人は、息子さんですから息子さんがずっと親の家のローンを返し続けなければなりません。
息子さんにも家庭があれば、いつかはマイホームと思っているでしょうが、返済終了までは、住宅ローンが組めないということになってしまいます。
このケースが意外に多いのです。
子供に家を建てさせて、現在も住んでいて、子供が住宅ローンが組みたいから借金の名義を変えてほしいというのを拒否する親。
子供の名義で、ローンを組んで自宅のリフォームをしたがために、息子夫婦が住宅ローンをくめないケース。
本人は、悠々自適な生活をしていて、子供に相当額の仕送りも入れさせて、息子夫婦が住宅ローンを組みたいため、仕送りの値下げを要求したところ逆上された。
こういうケース、たまの2.3件ではありません。かなりいます。
私は、そういう方には、この先息子夫婦が住宅ローンを組めなくなることを説明し、「お嫁さんは、一生あなた方を恨み孫の顔も見せては、くれないかもしれませんよ。それでもいいのですか?」と聞きます。
それで、やっと自分の想いの軽率さに気がつくようです。
親孝行は大切ですが、それに胡坐をかくような親は、どうなのでしょうか。
そういう方が、本当に少なからずいるのです。
そういう意味では、学校の無償化は、有りかと思うのです。
家庭の中で教育資金に余裕ができれば、住宅や他の方に資金が回ることになり、ライフスタイルの向上や新しい消費循環が生まれるのでは、と思うのです。
私は、自民党の味方ではありません。
しかし、今の日本人はあまりにも自分だけのコト、自分の目の前のコトしか考えず、少し先の未来もちょっとだけ広い社会をみようとはしていません。
私たちは、未来のためにもう少し先を見た行動をすべきではないでしょうか。