この季節になると日差しの強さによって熱く感じる日も多くなりますね。
設計をしていると窓を大きく取ってほしいと言われることもありますが、窓を大きく取ると暑い寒いの原因になるため設計上は難しいところです。
樹脂複合サッシが多く使われるようになり、窓自体の断熱性も格段に良くなりましたが、壁に比べて断熱欠損が多いことには変わりありません。
壁などと比較すると居室の断熱欠損の約50%は、窓なのです。いかに窓が暑い寒いを左右するのかがわかりますね。
また、日差しでは、室内カーテンなどを閉めるより、外部によしずなどを傾ける方が室内は涼しくなります。
熱の発生は、太陽からの紫外線がものに当たり赤外線に変化することによっておきます。
なので、窓の外に置いた方が赤外線を室内に発生させることがないので居室が暑くなりません。
一方カーテンやブラインドなどでは、確かに日差しは防いでくれますが、カーテンやブラインドに当たった紫外線に当たり、赤外線を室内で放出するのでしない空気が熱せられて暑くなるわけです。
昔の人の知恵ってすごいですね。