こんな光景を見たことはないでしょうか。
店舗のエアコンの吹き出し口から白く冷気が出て、ぽたぽたと水滴が落ちている。
古い業務用のエアコンには今でもたまにありますね。
では、夏なのになぜ、結露するのでしょうか。
ところで冬に息を吐くと白くなったりしますよね。
あれは、息が外気に触れ温度差が20度以上あると、息の中の水蒸気が冷え、結露してあのように白い息になって起こるのです。
つまり、20度以上の温度差があるところに一定の水蒸気を持った空気を触れさせると、結露して白くなるという事ですね。
これは、息でない場合でもおきます。つまり、飽和水蒸気量の差によって露点ができると結露が起きるという事です。
例えば、夏の外気が36度湿度70%で室内温度が23度の場合、壁の断熱材の中には、23度の空気と外気36度の空気が接触するポイントがあります。
そこでは、結露が起きます。
しかも、これは、壁の中でおきます。いわゆる壁体内結露です。
しかし、夏の壁体内結露は、冬の結露とは、性格が違います。
続きは、また。