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2024.06.08
今までの施工レポートはこちら
みなさんこんにちは!オネストホームです。
今回は上棟記事の後編です!
前編はこちら
前編では主に柱と梁の施工までお届けしましたが、今回は屋根の施工について。
上棟は屋根の防水処理までが一連の作業になります。
「気密」とは簡単に言うと、どれだけ外気が入りにくい&室内の空気が外に逃げにくいつくりになっているかということ。数値が低いほど気密がとれているということで、冷暖房効率が高くなります。
これは気密をとるためにビニールを敷いているところです。
この後ご紹介しますが断熱材はふわふわのグラスウールを使用するので、気密はとれないんですね。ですので断熱材の下にビニールを敷きます。
ビニールは耐久性が高いポリエチレンビニールを使用しています。
ビニールの上に、屋根を支える垂木を組んでいきます。
屋根の骨組みですね。
ところでこちらの屋根、ちょっと変わった形をしているのが分かりますでしょうか。
ちなみに完成図でいうと
この赤枠部分になります。
中からだとこんな感じです。
勾配天井の高窓で、平屋なのに吹き抜けがあるような気分を味わえます。
先日構造見学会を開催した際にこの部分も見ていただいたのですが、皆さん興味津々でした!
めちゃくちゃおしゃれですよね♪
さて、いよいよ断熱材を敷き詰めていきます。
断熱材は高性能グラスウール。
やわらかい素材なので隙間なくみっちりと詰めることができます。
ちなみに屋根だけでなく壁にも断熱材を施工しますが、壁より屋根の断熱材の方が厚みがあるってご存知でしたか?
屋根は太陽光が直接当たる部分なので、断熱材に十分な厚みがないと、夏、家の中がとても暑くなってしまうからなんですね。
断熱材というと何となく壁の断熱をイメージしてしまいますが、夏暑い地域は屋根断熱も非常に重要です。
続いて屋根の下地材である「野地板」でふたをしていきます。
野路板が半分ずつずらして敷かれているのが分かりますでしょうか。
つなぎ目をあえてそろえないことで、力がかかる位置を分散させ、耐久力を高めます。
この下地の張り方を「千鳥張り」と言います。
つなぎ目にはこのように気密テープを貼っています。
隙間があると外気が入り込んでしまいますからね!
下地材の上には石膏ボードを施工します。
石膏ボードは耐燃性を高めるためのものです。
こちらのお宅は屋根材にガルバリウムを使用するのですが、実はガルバリウムだけだと防火基準を満たさないため、このような防火対策が義務付けられています。
今回は屋根ですが、壁にガルバリウムを使用した時も同じです。
ちなみにサイディング壁の時は石膏ボードは使いません。それ単体で防火性能が高いからです。
最後に雨対策の防水シートを敷いています。
実は雨漏りの原因のほとんどが防水シートの破れと言われているほど重要な部材です。
この上に屋根材を施工するのですが、ガルバリウムの施工は板金屋さんのお仕事で、この日の作業はこれで終わりとなります。
今回の一連の作業はYoutubeでも掲載しています。
実際の作業風景が見られるので、もし良ければ合わせて見てみてください♪
前編の内容から含めて、ここまでを1日で行うのが上棟です。
なぜ1日で終わらせるかというと、途中で雨が降ってはいけないからです!
天気予報を見て雨ならもちろん延期ですし、午後から雨予報100%なんて時も延期になります。
ですので上棟が近づくと、お祈りをしながら天気予報と毎日にらめっこです……笑
こちらのお宅は5月末に構造見学会を行いましたが、ありがたいことに大変好評だったので6月末にも開催予定です!
前回来られなかった方はぜひHPや各種SNSをチェックしてください♪
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