50年も生きてくると本当にいろいろなことがありますね。
阪神大震災のあの午前5時のドカーンという爆弾のような地震。今でも忘れません。
9.11の同時多発テロの飛行機が超高層ビルに突っ込むシーン。現実が、イメージを越えた瞬間でした。
東日本大震災初めて本物の津波とその恐ろしさを知り、同時に3万人もの方の命が一夜にして失われた現実に呆然としたものです。
福島の原発のメルトダウンとその後に報道された現場のやり取りですよね。資産を守ろうとする東電幹部と「日本の半分がダメになる」と言って原子炉に注水しようとする現場のやり取りは、映画よりも緊迫していましたよね。そして、原発は安全という神話が崩壊した瞬間でもありましたね。
北朝鮮のミサイルが日本の上空を飛び越えて太平洋に落下したこと。国防は、パニックに陥りました。
そして、今回のコロナ。伝染病が、世界中に広がるという事実。
こうしてみると、現実はすごいことの連続です。
何が起きても不思議ではない。
コロナは、在宅ワーク、リモートなど、人の暮らしを根幹から変えていってしまいそうですね。
働くには、必ずしも会社へ行く必要がない時代が来そうです。そうすると、会社への帰属意識も変わってくるでしょう。
すべての社員がフリーランスな意識を持つようになるかもしれません。
家庭での過ごし方や子育て自体も旦那さんがいつも家にいられる環境になれば、変わってきます。
ひょっとすると、子供たちが学ぶ環境も変わってくるかもしれません。必ずしも学校に通う必要がなくなって来る。
テレビ電話やテレビ会議をやってみてわかったことは、以外にやりやすいという事、コニュニケーションが取れるという事ですね。
これからの時代、一度もリアルであったことがない人同士が友人になったり、結婚したり、夫婦になったりすることでしょう。
今回、コロナが人類に与えた影響が本当の意味において理解されるのは、20年後か30年後になるかもしれません。それくらい非接触に価値を生み出したことは、広く奥が深いことだと思います。
人類、いや地球のイデオロギーを変化させる大事件であることは、間違いありません。
実は、私たちの業界でも今まででは、考えられないことが起きています。
ネットで家を買う人が増加しているのです。
もちろん会わずにです。テレビ電話や動画、YOU TUBEやHPの機能を使えば、住宅の高額商品も売れます。
テレビ電話は、営業マンやスタッフの人間性や信頼感というものも表してくれます。商品は、実物で見なくても実物より美しくリアルなCADアニメーションで確認で来ます。
資料系は、HPやメールでリアルタイムでやり取りできます。しかも、そのやり取りのすべてを録音録画できますから、言った言わないというトラブルも少なくなることでしょう。
住宅会社のスタッフとリアルで一度も合わずに高額商品の住宅まで売れてしまう。
また、ネット販売ができるという事は、世界中を市場にできるという事です。
これは、家だけではなく、全ての商材の商圏が世界になるという事です。
もちろん知らない国のどんな業者に、仕事を任せるかは大変な問題でしょうが、それも信用情報やネットワークを使えば、できるだろうと思います。
非接触で全てのことができる時代。本当にすぐそこまで来ていますね。
これを怖いとみるか、あらゆる可能性が爆発しているととらえるかは、その人の生き方そのものです。
私もスマホの扱いが苦手だなとか言ってられないですな。