原付が止まった。

今日、カミさんからメールが入りました。

見ると息子からの原付が故障して止まったというメールを貼り付けてきました。

 

私は、偶然会社にいましたし、外を見れば軽トラックも一台空いていましたので、道板を載せて走りました。

彼が小さい頃は、土日も休みではなく、家族サービスもままならない状況でしたが、逆に自由に動けることもあるのは、良いことでしょうか。

 

思い起こせば、私も彼と同じ年の頃、足は、原付でした。

今ほど排ガス規制も厳しくはなく2ストがまだ、走れる時代でした。最近知ったのですが、80年代がバイクブームの絶頂期だったらいしいですね。

当時は、スズキのTS50ハスラーというフルサイズのオフロードバイクに乗っていました。

リミッターもなく、原付なのに最高速は90キロ出ました。

 

しかし、そこは原付。よく壊れます。今のはどうかしりませんが当時は、原付にはガソリンメーターが無く、前にガソリンを入れた時からの走行距離でしかガソリンの補給タイミングがわかりませんでした。

だから、うっかりするとガス欠という事はよくありました。

それから、チェーンが外れたり。そういう事は、しょっちゅうでした。

 

すぐに治ればいいのですが、治らないとバイクを押していかなければなりません。

いくら原付といってもエンジンがかからないバイクはとても重くて、散々な思いでガソリンスタンドや当時一人暮らしをしていた寮にたどり着いたものでした。

 

そうはいっても、20歳くらいの車を買えない若者にとっては、原付は、ふらりとどこかへ行ける魔法の箒です。

 

私のは、オフということもあって林道だろうが、川原だろうが思うがままにかけていける気楽で楽しい乗り物でした。

原付同士の友人とツーリングに行ったことも何度かありました。

北海道や九州に行くという事は、有りませんでしたが、名古屋近辺でしたから猿投山、三河湖、香嵐渓、茶臼山はよくいきました。

昼間は、比較的暖かくても日が沈むと凍えるように寒くなる山では、駐車場に止まり自動販売機で缶コーヒーで暖をとるという事も何度もしました。

 

ちょっとわびしい気持ちにもなりましたが、仲間と楽しく過ごしたいい思い出です。

 

そういえば、エンストして、父にも何度も迎えに来てもらったこともありました。

林道などで転倒すると、エンジンがかぶって起動しなくなることがよくありました。

そんな時、電話で呼ぶのですが、林道ですから目標物もなく説明しづらく、それでも見つけてきてくれて、申し訳なく。

しかも「なんでこんなところまで来たんだ?」というようなことは、聞かれませんでした。

たぶん聞かなくても解ってたんだろうと思います。

軽トラに載せてくれて、家まで帰ったことも何度かありました。

 

そういう父でも、バイクは危険な乗り物というイメージが強く社会人になるまでバイクの免許は取らせてくれませんでした。

社会人になって、反対させるか!というつもりで取りました。

その後、スズキTS200、XLR250と乗り継ぎますが、結婚を機にぱたりとバイクからは離れます。

 

そして、15年ほど前にフォルツッアという250のビックスクーターをチラシ配り用に買いました。

バイク好きの方はわかると思うのですが、250ccのスクーターってかなり大きくてチラシ配りには、不向きなんです。ですが、買っちゃったんですね。

それから、50歳になったとき、待望の大型の免許を取ったんです。

 

理由は、今とらないと取れなくなるかもしれないと思ったからです。

けして、前向きな理由があったからではないです。

43歳の時に、脊柱管狭窄症という病気になり、左腕が動かなくなった時があり、その後遺症で左の動きがあまりよくなく筋力も日常生活をする以上にはなかったので、限界を感じていたので、思い切って取ってみたのです。

正直言って、思ってたより大型バイクの取り回しは、体力が必要でした。当初、1日2講習くらいうけて1週間くらいで取るつもりが、とても1日に2講も受けられなくて、3週間もかかってしまいました。

もちろん、試験は、1発合格95点です。

 

それから、ハーレーのVrod、ヤマハVmax1700と乗り継いでいます。

今のVmaxは、ちょっとやばい速さです。早すぎて楽しくないです(笑)

バイクの優雅に乗る感じがない。ただ、ハーレーにも勝るとも劣らない独特の風格があるバイクでもあります。

 

何だか、私のバイク史みたいな感じになってしまいました。

 

息子の小さい頃、私は、ほとんど彼のオムツを変えたり、お風呂に入った記憶が無いのです。

大人になってからというのも変なものですが、何故か同じ趣味を持ちましたので親子でツーリングでも行けるといいなあと思っています。

 

彼は、まだ中免も持っていないので気が早いですね。

 

もちろん、死んでは何にもなりませんから、バイクの安全運転技術を叩き込みたいとも思っています。

 

 

 

 

 

 

 

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この記事を書いた人

後藤 泰伸