うちの長女がこの4月から社会人になります。
オーナーとして仕事をしている身からすると、会社に迷惑をかけるなとか、上司のいう事をよく聞くようにと、どうしても社員というより、会社の立場をおもんばかりなさいという思いが先走るような気がします。
しかし、多分社会人になれば今までとは違う環境で悩むことも苦しむこともあるでしょう。
それも全て人生の肥やしです。
それよりも、妻によく子供をここまで育ててくれたという感謝しかないです。
若い頃の私は、青年会議所やら商工会やら消防やらと付き合いだけでなく、カートチームやらカメラの撮影やらと付き合いだけでなく趣味をもいそしみ、家庭を顧みない夫でした。
恥ずかしながら、私はほとんど子供の世話をしたことがありません。
今の若いご主人からすると考えられないでしょうが、そういう旦那だった訳です。
そこからすると、親バカですが出来過ぎた娘です。
よく「娘さん外に出られて心配じゃありませんか」とか「彼を連れてきたらどうします?」などという父親の気持ちをかき乱したい質問を面白半分にしてくる方がいますが、全く心配がないのです。
それもこれも、妻のおかげです。
私が曲がりなりにも父親という立場を保つことが出来るのも妻のおかげです。
もし、付き合いに趣味に仕事に、現を抜かした旦那を見限って離婚されていたら私は、父親ではいられなかったでしょうね。
血のつながりがあるからという理屈もあるかもしれませんが、それでも仕方がないほどの狼藉ものだったのです。
ちょっぴり大雑把な所のある娘ですが、社会人になってもあまり心配はしていません。
なんせ妻の子ですから叩き込まれてるところは、叩き込まれているはずです。
よくここまで育ててくれたと感謝しかありません。
娘には、仲間に慕われ、人様のお役に立てるよう力をふるってくれることを願うのみです。