昔このようなコピーのCMがありましたね。
私と同じくらいの年代の方なら覚えているでしょう。
前回、ウッドショックの事はお話しました。
その後も改善の動きはなく、状態は良くならないままです。
このままですと、受注はあっても工事ができないという事になってしまいます。というか、すでにそんな状態になっています。
日本で一番大きなプレカット業者は、埼玉県にあるポラテックという会社なのですが、ここの稼働率が50%にしかならないと言います。
(プレカットとは、材木を工場でほぞや穴をあけ木材を組めるような加工をするところです。昔は、これも大工さんの仕事でした)
それくらい材木の流通が止まっているという事です。
昨年は、中国からコロナが世界中を席巻し、日本にも入ってきて今なお苦しんでいる。
今度は、一方では、アメリカからの輸入が減少し、住宅建築に苦しんでいる。
また、このウッドショックは、もともとコロナに起因し、中国がアメリカ産の米松という構造材を買い占めることによって、起こり、また、中国が世界的に不足していたコンテナをこれまた買い占めることで、ヨーロッパ産の加工材が入ってこなくなってしまったことで、深刻さが増したのです。
そして、アメリカは冷え込んだ自国の経済を立て直すために住宅供給を加速させ、ウッドショックに拍車をかける。
言ってしまえば、世界中で材木の争奪戦が繰り広げられているのです。
でも、よく考えると今回は、住宅に関してですが食料にしても同じことが起こる可能性は、有りますね。
これは、深刻です。
私たちは、世界的な視野にたって自分たちの動向を展望する必要があるようです。
今回のコロナは、明らかに失政です。全ての責任を飲食業に押し付けてしまい、本来しなければいけない医療の拡充、重症病床の増設を怠った結果が、いつまでたっても終わらないコロナクライシスを作ってしまったと言えます。
私は、政治家ではありませんので、政治的なことの評価はする立場では、ありません。が、明白な事はわかります。
日本は、あまり外交が上手い国ではないです。が、他人任せにしていると私たちの日常が、大変な事になりかねません。
遠く、中国、アメリカ、ヨーロッパの動きが私たちの生活に直結している現実を理解しないといけないですね。
大変だなあ。