こんにちは、大工で住宅コンサルタント、大コン社長の後藤です。
今回は、なかなかのタイトルですね。
自分んで書いててそう思うのですが、努力すれば・・・という話をするつもりはないです。
ただ事実としてお話したいなあと思います。
政治のとか経済の中で今時々言われるのが、一人当たりGDPが韓国に抜かれたとか、この30年間日本のGDPだけが上向いていないということですね。
それは、なぜかということを評論家の偉い先生方が、いろいろ言うんですね。
今実際に私たちの住宅業界にもいろんなところで大きく影響しています。
この30年日本の物価はほとんど上がっていません。しかし、他の国の成長率は、先進国で2倍3倍~7倍8倍、途上国になれば20倍以上、中国は70倍の成長をしているのです。
驚異的ですね。GDPの成長は、ほぼ収入の成長ですから、世界の物価がそれだけ上がっていると考えて良いと思います。
しかし、日本だけが、デフレで物価が上がらないために、鉄鋼、材木などの輸入資材が値段が高くなって入ってくるのです。
日本のGDPも成長していれば、当然飲み込んでしまえるものだったはずです。
なぜ、日本だけが経済的成長が止まっているのでしょうか。
まあ、その理由が消費税を上げてしまったからだとか、財務省の官僚が東大の法学部の卒業ばかりで経済が全く分からない人がやっているとか、それは、その通りなんですが、もっとっ根本的な理由があると気づいたのです。
皆さんも聞かれたことはあると思うんですが、世界各国の幸福度ランキングです。
この幸福度ランキングの上位には、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマークなど北欧の国々が常連として入っています。
日本は、OECD34か国の中では、下から2番目です。韓国より下です。
この幸福度ランキングの質問の中に、大人も10代にも同じ質問をしています。
「この国の将来は、良くなっていくと思うか」という質問です。途上国は当然ですが、先進国のアメリカやイギリス、フランスでも半数以上の人が将来が良くなっていくと答えているのに対して、日本は、20%くらいの人しか将来に希望を持っていないのです。この統計は、大人も10代でも数字的にはあまり変わりません。
子どもが将来に希望が持てないってどんな国なんでしょうか。
つまり、この10代が10年後大人になってくるのです。
そして、この幸福度ランキングは、20年ほどずっと続いてきています。
10年前の統計もほぼ変わらないのです。
つまり、日本の今の状況は、10年前多くの方が思ったようになっているという事です。
日本の経済が良くならないのは、これが原因だと思います。
将来をいいものにすることは、この世に生まれてきた全ての人間の義務です。
それなのに他人事のように、「将来は暗い」という。まず、それがおかしい。
おそらくそうはいっても・・・という事だと思うのです。
みんな漠然と将来に不安を持っている。けれど、こんなにも治安が良く、補償や教育が行き届いている国は、無いのです。
この漠然というのが、まずい。漠然というのは、潜在意識と繋がっているということで、自分が無意識のうちにそういう行動をとってしまっているのです。
このままだと、輸入資材を原料にしているもの、例えば、私たちが作っている住宅、車、ガソリンなど原油を原料にしているものすべての価格が高値で推移して、貧困感がさいなまれる社会になって行ってしまいます。
日本人は、他の国民より既成概念にしばられ、冒険心が少ないように思うのは私だけでしょうか。また、理屈で物を考えるという事が、少ないようにも思えます。
よりよく理論を勉強し、空元気でも元気を出して自分の想いを正していきたいですね。
暗い未来なんてないんです。