自分が何者かは、相手によって決めれれるんだなあと思った。
僕は、結婚するつもりがなかった。
理由は、中学高校とか若い頃ただ漠然と僕のような人間は結婚できないのだろうなあと思っていた。
特に理由があったわけでもないけれど。
けれど、奥さんが私を旦那にしてくれた。逆に言えば、奥さんができた。
そして、子供ができた。父親になった。
私は、子供が生まれてくれたことで父親になれることができた。
子どもには、お父さんと呼ばれる。
父親になり、お父さんになり、やがてオヤジになるのだろう。
社長になった。部下ができた。
社長と呼ばれるようになった。社員ができた。
社長には、誰でもなれる。けれど、社員が一人もいない社長は、本当に社長だろうか。
社員が、社長にしてくれた。
その人を何者かにするのは、その相手がいてくれたから。
何物でもないただのヒトを何者かにするのは、自分ではなく相手なんだ。
人は、相手がいなくては何物にもなれない。
みんながいてくれて感謝です。