先日、健康診断がありました。
結果は、これからなんですが、おそらく体重は、増えてもおらず、減ってもおらずといったところです。
ある人が、取ったカロリーだけ消費すれば、太らない。と言っていました。
その通りだよなあと思いました。
けれど、私たちの日常は、消費するよりむしろ接取することが多いのではないでしょうか。
それは、食べ物だけでなく、情報なども、取得することは多くても、消費することは少ない。
食べ物を取りすぎると肥満になるように、情報を取りすぎると理屈っぽい頭でっかちな人間ができます。
気持ちも同じですね、他人に気を使わせてばかりいる、つまり、人の気持ちをもらう事ばかりして、自分が他人に気を使わないことばかりしていると傲慢な人間になります。
だいたい、成人病の主な原因は、カロリーの取りすぎと運動不足つまり、消費が足りないんですね。
ヨガや禅は、吐く息の方に気を遣うようにします。
なぜか、出せば勝手に入ってくるからだそうです。
ゆっくり静かにしかも長く吐く息に集中するのです。
そして、ヨガの達人は、身体のあらゆることをコントロールできると言います。
例えば、心臓を自分の意志で止めるとか。
普通は、自分の心臓を止めようと思って停められる人っていませんよね。
でも、ヨガの達人になると自分の意志で自分の心臓を止められると言います。
余談ですが、なぜ呼吸をコントロールできるようになると心臓を止められるようになるかというと、人には運動神経と自律神経があって、運動神経は、自分の意志でコントロールできます。走ったり、手を動かしたり、でも、自律神経は、例えば先の心臓のように、また、胃などは食べ物は命令されなくても勝手に消化を始めますね。
これが、自立神経の働きです。
そして、その中間にあるのが、呼吸です。
呼吸は、自分で息をしようとすれば、自分でコントロールできます。でも、ずっと呼吸を止めた状態を続けることは、できませんよね。
苦しくなって、呼吸が勝手に復活しますね。
なので、運動神経で呼吸をコントロールし、自立神経に影響をあたえることを古代インドの人は、知っていたのです。
話がそれましたが、入れることは、欲、知識欲、食欲があるので、勝手に入れようとしますが、出すことは、それほど自由じゃないという事です。
もっと、出すことに集中することで、人としてあり方が洗練されるのだろうと思いますよ。
取ったカロリーは、働いたり運動で消費し、得た知識は、行動で検証し、頂いた気遣いは、自分の心遣いで返す。
これで、バランスの取れた人間ができるのではないですかね。