【YouTube】ONEST HOMEの家学教室｜第5回「今さら聞けない基礎知識『マイナス金利』」

こんにちは、オネストホームです。

オネストホームではYouTubeにて「学べる家づくりシリーズ・家学（かがく）教室」を発信しています。

その中から今回は、今さら聞けない基礎知識として「マイナス金利」についてご紹介します。

■マイナス金利解除って何？（そもそもマイナス金利とは？）
マイナス金利とは、2016年1月に「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」として導入された金融政策です。

“マイナス金利＝住宅ローンなどの金利が安くなること”だと考えている方は多いかもしれません。

結果として間違いではありませんが、マイナス金利は私たちの市場に出回るものではなく、直接関係しているわけではありません。

マイナス金利は「金融機関」と「日本銀行（日銀）」の関係性が深いということをご存じでしょうか？

■「金融機関」と「日本銀行」の関係性
金融機関というのは、私たちの生活に近いところにある銀行や信用金庫などのことを言います。
メインバンクはもちろん、岐阜県ですと十六銀行や三十三銀行、百五銀行といった地方銀行のほか、岐阜信金（岐阜信用金庫）やJAバンクなどがあります。

対する日銀は、日本の「中央銀行」です。
わかりやすく言えば、日本銀行は「銀行の銀行」にあたります。

私たちが金融機関にお金を預けるように、金融機関も自分たちのお金を日本銀行に預けているのです。

■「マイナス金利」で住宅ローンが低金利になる仕組み
私たちが金融機関にお金を預けると、預けた分に対して金利がついて、お金が増えますよね。

実はこの仕組みは、金融機関と日本銀行においても同じです。

日々の業務の中である程度お金が手元に貯まってきたら、金融機関は「日本銀行」にお金を預けます。このとき、プラス金利とマイナス金利、それぞれの場合で状況が変わります。

・プラス金利のとき
金融機関が日本銀行にお金を預けると金利がつき、金融機関側のお金が増えます。

・マイナス金利のとき
日本銀行にお金を預けると、預金者である金融機関が日本銀行側に金利を支払う必要があります。

マイナス金利のときに日本銀行にお金を預けると元手が減ってしまうため、金融機関としては手元にある資金を日本銀行に渡すことができません。

そこで金融機関は低金利で市場に資金を回します。これにより市場のお金の流通が活発になるといった仕組みです。

例えば消費者は住宅ローンを検討しやすくなったり、私どものような事業者としては設備や人件費などへの投資を検討しやすくなったりします。

これがマイナス金利、いわゆる「異次元の量的・金融緩和」のメカニズムです。

オネストホームでは、住宅ローンに関するご相談も承っております。
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