【K様邸】「墨出し」って何？

みなさんこんにちは！オネストホームです。

今回は「墨出し」について解説します！

 

墨出しとは、建物の柱の中心線や床・壁の仕上げ面の位置など、工事の基準となる線をを付けていく工程です。図面をそのまま現場に実寸で描き起こすようなもので、精密さが要求されるお仕事です。

といってもイメージがわかないと思うので、先に完成図をご覧ください。

いずれもコンクリートの上に黒い直線が描かれているのが分かりますね。

この線に沿って土台などを組み立てていきます。

といっても直線とばーっと描いていくのは大変なので、ちょっと特殊な方法で描いていくんですよ。

 

それでは実際の作業風景です。

まず、基準となる部分を鉛筆で書き込んでいきます。

メジャーを使いながら間違いがないように書き込みます。

図面とにらめっこしていますね。

ここを間違えると家全体が歪んでしまうのでかなり慎重に作業をします。

 

基準線を書き込んだら、その線をもとに墨を付けた糸を張ります。

うーん糸なので見づらいですね……（涙）。何とか目をこらしてみてください……ピンと糸が張ってあります。

 

で、この糸を持ち上げて……

 

ぱっと放します。

こうすることで、糸によって直線が描かれます。

定規を使わずきれいな直線が描けるんですよ～！

 

では最後にもう一度完成図をご覧ください。

 

いかがでしたか？

「墨出し」、初めて聞いたという方も多いのではないでしょうか。

次回はこの線に沿って、土台となる木材を据えていきますよ！

 

……ちなみにこちらのお宅はすでに上棟を終えています。ブログが追いついてなくて申し訳ないです……！

8月の完成に向けて工事の真っ最中！

ブログでは工事の内容についていろいろと解説しながら、進捗をお伝えしていくので、ぜひ次回以降もお楽しみに！