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【K様邸】雨水の侵入防止と湿気の排出に必要な「防水透湿シート」と「通気層」

今までの施工レポートはこちら

 

みなさんこんにちは!オネストホームです。

実は壁の下地材と仕上材の間には隙間が空いているってご存知でしたか?

今回はそんな隙間=壁の通気層と、その隙間に貼られた防水透湿シートについてのお話です。

 

通気層とは

文字通り空気の通り道のことです。

具体的には、外壁の仕上材(サイディング・ガルバリウム等)とその内側にある合板(下地材)の間には隙間を空いていて、その隙間のことを言います。

 

防水透湿シートとは

合板の外側に貼られたシートのことです。

名前の通り、水をはじき、湿気を通す性質を持っています。

 

雨水の侵入を防ぐ通気層

外壁はこのような、外壁→通気層→防水透湿シート→合板といった構造になっています。

厳密には合板の内側にも断熱材や耐震パネル等がありますが、今回の解説とは直接関係ないので省略します。

 

防水透湿シートは水をはじくため、外から侵入した雨水を室内に侵入するのを防いでくれます。

この通気層を通じて雨水は流れ落ちてくれるのですが、通気層がなく外壁とシートが完全にくっついてしまっていると、

シートの内側に入り込み水が室内まで染み込んでしまいます。

え?雨水って侵入するの?ってびっくりされるかもしれませんが、外壁の仕上材に100%の防水効果はありませんので、その内側で防水対策をしないといけないのです。

 

湿気の排出も

通気層は雨水の侵入防止だけではなく、湿気の排出にも一役買っています。

合板は木材でできていますが、木材には調湿効果があります。

調湿とは、周りの湿気が多い時は湿気を吸い、乾燥してる時に湿気を吐き出す効果です。

この湿気を吐き出した時に、隙間がないと壁内が結露してしまい、木材腐食の原因になります。

空気の通り道があることで、湿気が空気と混ざり壁の上部から外へと排出されるのです。

 

通気層を確保するための「胴縁」

こちらは、「胴縁」を施工している様子です。

横向きに壁にくっついている木材が胴縁です。

この上から外壁材を施工することで、胴縁分の隙間が確保できるというわけです。

今回のお宅はガルバリウムの縦張りのため、胴縁を横向きに組んでいます。

横向きに組むことで、外壁の補強効果もあるんですよ。

横張りの場合は縦向きに組みます。

 

ちなみに通気層を確保するための構法は胴縁構法以外に、金物を使った構法もあります。

オネストホームでは、サイディングの場合に金物構法を採用しています。

 

動画で見る施工の様子

今回の一連の作業はYoutubeでも掲載しています。

実際の作業風景が見られるので、もし良ければ合わせて見てみてください♪

 

それではまた次回のブログでお会いしましょう~!

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